先輩社員インタビュー コヤマの人

只石 健司

開発部設計課 / 2001年入社

“世界が認める唯一無二の技術力、トップメーカーとしての自覚と誇りを胸に”

最初の転機はタイ工場の立ち上げ、
海外での経験が仕事への意識を進化させた。

入社してから今日まで、開発部設計課に所属して仕事をしています。自分にとって大きな転機となったのは2011年、タイの現地工場の立ち上げに携わった経験。タイと日本を1週間から1ヶ月間くらいのスタンスで行ったり来たりしながら、技術指導を行ってきました。初めての海外出張で戸惑うことも多かったのですが、タイの人は総じて教えやすく、一度覚えたことはきっちりやってくれるので、その点は安心でした。反面、国民性もあるのでしょうが、納期など時間に関してはルーズなところもあって、業務の調整には大変苦労しました。また、中国の生産拠点を持つ際にも打ち合わせに赴いたり、工場での組み立ての指導をしたり、様々な形で関わることができました。
現在、鋳物バリ取り機(バリンダー)の約半分が海外への輸出用ですが、コヤマの製品はアジアをはじめヨーロッパの各国でも非常に高い評価を得ています。私自身、海外での経験を通して、コヤマがいかにグローバルな企業であるかを肌で感じることができたのは、大きな収穫でした。

継続させるだけでなく発展させる、
コヤマの将来のために自分ができることを。

現在の主な業務はバリンダーの開発・設計。基本的には、設計した機械が出荷されて、そこで自分の仕事は終わるのですが、要望があれば点検やメンテナンスのためにお客様のところへ伺うこともあります。何年も前に納めた機械と久しぶりに対面して「まだ元気に動いているんだ」とか「よく頑張っているなぁ」とか、感動することも。使用頻度や状況にもよりますが、中には50年近く現役で活躍する機械もあるんですよ。つい最近も、私が生まれる前に作られた機械の部品の発注がきて驚かされました。
個々の機械を見ても、先輩から多くのものを引き継いで今のコヤマがあることを実感します。自分も部下を持つ立場になって、会社の将来を真剣に考えるようになりました。継続させるのはもちろんですが、今以上に発展させていくためには、人を育てることが大切ですよね。技術的なことはもちろん、仕事に対する姿勢や取り組み方などもっと教えていけたらと思っています。